LINERは複数公式アカウントの接続が可能ですが、複数公式アカウント接続時の注意点がございますため事前にご確認をお願いいたします。
また本記事では、複数公式アカウントを接続した場合の仕様とLINE公式アカウントから提供している、メッセージ配信ユーザの切り替え機能をご案内いたします。
目次
複数公式アカウント接続の仕様
公式アカウント一覧にて、以下のように公式アカウント名が複数紐づきます
・バージョン2.1以前の画面
・バージョン2.1以降の画面
LINE友だちデータ取得画面では、公式アカウントごとにお友だち登録数を確認する仕様となります。
Salesforce上でのLINE公式アカウントの切り替え
LINEチャットコンソール画面では、右上のアカウントアイコンをクリックすると切り替えることができます。
※デフォルト表示したい公式アカウントの変更や順番の入れ替えはお客様側では現状できません。
1:1チャットを表示させている場合は、下記のように紐づいている公式アカウントを個人レコードごとに切り替えることが可能です。
複数のLINE公式に登録してるお友だちのレコードを統合する仕組
同一のAというお友だちが複数公式アカウントに登録した場合、前述の通りひとつのレコードに統合されますが、このとき「Line app user id」という項目の値を見てひとつのレコードへ統合されます。
「Line app user id」は、LINEから付与される個人を特定する一意の値となり、LINE Developersのプロバイダ内に作成された公式アカウントごとに共通のユニークなIDです。
※例えば、下記、同一プロバイダーの下にある公式アカウント001と、公式アカウント003へ、Aという人物が登録すると、Aという人物には同一の「Line app user id」が付与されるため、Salesforce上で同じレコードへ統合ができる仕組みです。
※そのため別のプロバイダーに接続された公式アカウントをSalesforceへ連携しても、付与されるIDが異なるためレコードの統合はできません。
技術メモ:
v2.1以前の紐付けには、外部キー一致のみでしたが、v2.1以降の紐付けでは同一の「Line app user id」を確認する仕様となります。
※同一の Lineappuserid がなければ、既存レコードの中を外部キーで一致を探して連携します
お友だちが接続しているアカウントの確認方法
「誰がどの公式アカウントに紐づいているのか」を確認するには以下、「Hash id」項目に入る「anslut_xxxxxxxx」という値で識別します。
※公式アカウントごとに「anslut_xxxxxxxx」という識別子が付与さるためです。
※複数公式アカウントに登録している場合はカンマ区切りで登録されます。
関連マニュアル:[数式項目]公式アカウント名をレコードに表示させる方法
各公式アカウントに何のHash Idが付与されているかは、お友だち登録URL内からご確認いただけます。
複数公式アカウント紐付け時のご注意事項
1. 一度に紐付けをおこなえる公式アカウントは14までです。
※公式アカウントを多く接続を実施するとサーバに負荷がかかるため、動作が重たくなります。
2. 公式アカウントの接続にはLINE Developersの権限と設定作業が必要となります。
3. 紐づけた公式アカウントの削除は現状お客様では実施できません
※当社へご相談いただく必要がございます。
4. 紐づけた公式アカウントの並び替えは現状一切できません。
5. 作成できるフォーム数に制限がかかる場合があります
6. メッセージ一括配信は公式アカウントごとに配信が必要になります。
※現状、利用できるフォームは50個・利用できるフォーム項目は全部で30項目 まで
7. 一括配信を行う際や・リッチメニューは公式アカウントごとに設定が必要になります。
類似機能:メッセージ配信時の送信者のアカウント設定機能
送信者のアカウント設定機能とは、配信内容にあわせて配信するユーザを、自分のアイコン・名前で配信するか、公式アカウントのアイコンで配信するかをお選びいただける機能です。
エンドユーザのLINEのトーク画面では下記のように表示されます。
※配信ユーザの名前とアイコンはSalesforceのプロファイルアイコンとユーザの名前が反映される仕組みです。
※Salesforceに設定しているユーザ名にしたくない場合は、「LINE表示名」での設定も可能です。
送信者アカウント設定の詳細な仕様や設定手順に関しては下記マニュアルをご確認ください。
・利用ユーザ向けマニュアル
・管理者向けマニュアル ※送信者のアカウント設定をご確認ください。